「女性を部下に持つ管理職向けマネジメント研修」 「女性社員向けキャリアデザイン研修」 を実施研修導入のきっかけ女性活躍推進法に基づく行動計画の策定にあたり社内アンケートを実施した際に、アンケート結果からいくつか課題が浮き彫りになりました。それらの課題を解決するため、女性社員のキャリアデザイン研修と管理職向けのマネジメント研修の開催を取り組みの一つとして行動計画に掲げました。研修の成果を確実に得るために、静岡県のアドバイザー派遣制度を活用しました。外部の専門家であるアドバイザーから研修導入からフォローアップに関するアドバイスを受け、研修実施のポイントを確認しました。また、社内でも検討プロジェクトを立ち上げ、解決したい課題の優先度を整理した上で、自社の状況に一番即したプランでの開催ができました。受講後の変化研修では活発な意見交換が行われ、普段別々の事業所で勤務しており関わりの少ない従業員同士の貴重なコミュニケーションの場となりました。研修を受講して自分自身のジェンダーバイアスを認識し、「業務依頼の際などに無意識に行っていた差別に気が付く機会となった」という声が多く聞かれました。その後の業務では、仕事の振り方や声の掛け方、接し方などを意識する管理職が増えたように感じます。この状態が一過性にならないように今後も研修を重ね、女性社員を含めた全社員がより活躍できる職場風土を醸成して、女性役職者の育成にもつなげたく考えています。